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2016年02月15日

村井 美月さん／（一社）日本栄養睡眠改善協会　代表理事

　私は、栄養と睡眠などの健康に関する講師と執筆に従事しています。
　特にここ数年は、睡眠と食生活の改善に関しての講師依頼を多く頂きます。
　小学校や高校では睡眠不足による授業中の居眠り、成績ダウンが問題となり、その問題に対処すべく、教職員や保護者の皆様向けにお話しをさせて頂いています。また就職活動のための睡眠・食生活改善のサポートもしています。

　私自身、かつては15年以上の夜型で、心身ともに不調に悩まされていましたが、朝型に改善できてからはウソのように不調も良くなりました。
　睡眠不足と抑うつの関係も大学院で学び研究しましたが、「睡眠リズムの乱れは心の乱れである」と思っています。
　以来、睡眠の大切さを多くの方に伝えるべく、社団法人を設立しました。まだまだ、睡眠は重要視されていない昨今ですが、睡眠不足の長期化はうつ病につながることや肥満、生活習慣病との関わりが深いことが分かってきた今、強く睡眠と食生活改善を訴えていきたいと思っています。

　さて、健康に関するさまざまな情報があふれていますが、うつ病や肥満、糖尿病などが、なかなか減らないのはなぜなのでしょうか？
　それは、情報を誤って思い込み、対処法が間違っていること、知識はあっても実践がともなわない人が多くいることなどが原因ではないかと思います。
　そこで、私はいつもセミナーなどでは、なぜ睡眠や食生活が大事なのか？眠りのメカニズムなどをきちんとお話しし、プチ改善からスタートするためのワークシートをお配りして、今日からでも実践できる改善ルールを自分で設定して頂き、実行して頂く流れをとっています。
　また、現在は私のかわりに睡眠と睡眠と関連のある栄養のことを含めた食生活の正しい知識を伝えられる人、「栄養睡眠改善トレーナー」の育成をしています。

　睡眠に対して悩みを実際に持っていらっしゃる方も当協会の講座で学び資格を取得されています。
医療業界や介護に従事する方にも呼び掛けているところです。
　不眠に悩む人が減るだけでも、看護師や介護従事者の労働の負担も軽減できるのではないかと思われます。
　睡眠リズムを整え食生活改善をし、日本を元気にしていきたいのです。

　お蔭様で自社（株式会社ワークスプランニングhttp://works-p.com）
での企画・制作で自著の書籍も多く出版できましたが、私個人としては、これからも講演活動と本の企画・執筆でも、睡眠と食生活の大切さを提示して参りたいと思います。

投稿者 green_heart : 2016年02月15日 09:00

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