あなたの街の素敵な女性たちを一人ずつご紹介しています。

« 徳原友紀さん/プリザーブドフラワー教室Prier | メイン | 山形知央さん/クチュール知央 »

2007年12月17日

野村真由美さん/Flower&Table coordinator『Sur la Table☆シューラ・ターブル』

今月は、Flower&Table coordinator『Sur la Table☆シューラ・ターブル』の野村真由美さんをご紹介します。

【プロフィール】
野村 真由美
萩市出身・在住
Flower & Table coordinator Sur la Table☆シューラ・ターブル
E-mail|noumu@d8.dion.ne.jp 
 
NHK文化センター講師
I.L.D.日本テーブルコーディネート協会認定講師
TALK(食空間と生活文化ラウンドテーブル)テーブルコーディネーター資格取得
TALKコミュニケーションシステム(TCS)会員

200712shot.jpg

【略歴】
高校より華道を学ぶ。
池坊を経て、フラワーデザインに転進。
16年間の東京生活の中で、島崎蓉子、高橋永順、田島由紀子先生にフラワーデザインを師事。ブーケにおいては、渡辺俊治先生に師事。渡辺先生との出会いがブーケの変革となる。

2002年8月、大高令子先生と出会い、著書「パリ色のブーケ」出版記念パーティーに縁あって参加し、パリスタイルのフラワーアレンジメントに刺激を受ける。
フラワーデザインを追及していく中で、テーブルコーディネーションに興味を持ち、アンヌマリ・雅子・ド・ポルテュ、大久保美貴先生に師事。
その後、本格的にI.L.D.日本テーブルコーディネート協会で学び、協会認定の講師資格を取得。
現在、テーブルとディスプレイの魅力に惹かれ、更なる追求のため、原のり子先生に師事中。

2003年4月 第3回JFSフラワーデザインアマチュアコンテストブーケ部門入選
 200712contestbouquet.jpg

2003年5月 フラワーアレンジメント個展(山口市)
2003年9月 辻幹雄11弦ギターコンサート&フラワーアレンジメントコラボレーション(山口市)
2004年5月 フラワーアレンジメント個展(山口市)
2004年11月 フラワーアレンジメント&テーブルコーディネート積水ハウス個展(萩市)
2005年2月 地産・地消萩の食彩フォーラム「春の食卓」ディスプレイ(萩市)
2005年4月 第5回JFSフラワーデザインアマチュアコンテストブーケ部門入選
2005年9月 西日本テーブルコーディネートコンテスト2005入選
 200712bouquet.jpg

2005年11月 地産・地消萩の食彩フォーラム「毛利の殿様祝膳」ディスプレイ(萩市)
 200712tablecontest.jpg

2006年6月 Lohasに愉しむ Sono-MaMa style 展(萩市)
2007年1月 地産・地消萩の食彩フォーラム「長州ファイブサンドイッチ」ディスプレイ(萩市)
2007年7月 「パンは歌い、テーブルは笑う」三井ホーム2人展(山口市)

【活動】
テーブルコーディネート教室
NHK文化センター(毎月第1水曜日)
ダイワハウス中四国 山口サエラ展示場(毎月第1土曜日)
フラワーアレンジメント教室 萩市(毎月第3水曜日)

※生花、プリザーブドフラワーのブーケやアレンジメントギフトを、ご予算に応じてお受けします。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

☆ Prologue〜★‘☆
何気なくお花のお稽古がしたいと言い出し、ハサミの使い方も知らなかった私が花の道に入ったのが高校1年生。自分の結婚式にブーケを作りたいと担当に相談したら、「無理、無理」と笑われやむなく断念。結局プロに依頼した6万5千円ものブーケは最高に素晴らしい作品でした。
このことがきっかけとなり、魅了されるブーケを自身で作り出したいと、当時まだ聞きなれぬフラワーアレンジメントの世界に入っていきました。乾山しか知らなかった私にとって、オアシスに花を生けこむというスタイルは、それは大変画期的で、アレンジすることの楽しさが広がりました。
アレンジと同じく、ブーケも一つ一つの花の表情を大切に、自由自在思いのままにというスタイルに共感をうけ、ますますのめりこんでしまいました。人生最高の幸せの空間に、自ら手がけた作品が彩を添えているという、なんともいえないうれしい気持ちは、たとえ徹夜を強いられても、エネルギーを消耗しても、ブライダルのお手伝いは最高の幸せであるため、ブライダル万歳!と毎度興奮せざるにはおれないのです。今では、何人の方の手に私の作成したブーケを持っていただけたのでしょうか・・・。

☆ 発見!大切な宝物〜★
東京から萩へ生活基盤を移転したことで、これまで趣味としてやってきたことが、人に教える立場となり、忘れかけていた大切な宝物に気づかせていただくという最高のチャンスを得ることができました。
忘れかけていた大切な宝物とは、身近な自然素材や温かい人々であり、宝物より、立ち止まるゆとりや自然の恵みの素晴らしさを目の当たりにしている次第です。
日本は四季という素晴らしい季節があります。自然は日々表情を変化させ、我々に感動を与えてくれます。春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬のといったそれぞれの四季そのものを、ありのままにコーディネートすることこそ私が目指すべきものであると☆
いつかの晩秋の折、コンサート会場となるお寺を、紅葉のピークとなった野の花々や葉、木々を使ってありのままにコーディネートさせていただきました。チャンスをいただいた主催者側からこのようなお言葉をいただきました。

 幸福はバラです。その美しさは誰もが認めるでしょう。では苦しみはどうでしょう?
 悲しみは?痛みや、後悔、嫉妬や怒り、そして不幸。あなたが流した涙の中に
 苦しみの中に幸せのバラに負けないそれ以上の美しさがあると思うのです。

小さな花も生け方によって主役にもなるし、よき脇役にもなれる。あなたならバラも素敵だけど、はかないものを生かすことができるでしょうと。

ありのままの色や素材を表現する力こそ私の原点であり、その魅力にすっかり取り付かれてしまいました。人は時に背伸びをし、自分以上の力を出そうとします。そうせざるおえない場合もあるけれど、できれば普段着のまま、自然のままでいたいものです。

☆○○は歌い、テーブルは笑う〜★
2007年7月にパンの先生との二人展を開催しました。
お題は「パンは歌い、テーブルは笑う」パンと花とテーブルと・・・???人はみな「パンがそこで食べられるの?」「パンが買えるの?」と・・・。いえいえ、パンは食べたり、買ったりするのではなくここでは、
大切な花材の一部なのですよ〜と説明しても???ところが、会場では「まあ☆パンがこんなところに」「ここにもパンが」とワーワーの響き!

200712pan.jpg

私にとってパンはアレンジするさいに大好きな素材の一つです。ありがたい出会いのお陰で、大好きなたくさんのパン様とのコラボレーションができ、私の心に幸せを呼びました。
「○○は歌い、テーブルは笑う」とは、○○の中には様々なコラボレーションがあって、それは例えば花であったり、お皿であったり、人であったりいろいろ。いろいろな素材があるから私のコーディネートは成立し、笑うことができるのです。
『Sur la Table」』シューラ・ターブルとはフランス語で「テーブルの上」という意味です。様々な素材をどう輝かせるかはコーディネーターの腕にかかっており、テーブルの上からすべてがはじまるのだと心より思えるようになりました。テーブルの上からみなさまに笑顔をお届けできるよう、花や木の一番輝いている状況を見逃すことなく、主役が主役としてますます輝けるよう、心をこめてコーディネートさせていただくことが私の使命であると思っています。みなさんに気持ちよく歌っていただき、テーブルの上を笑いでいっぱいにするには、私自身が心も体も健康でなくてはなりません。そして健康であるからこそ、ありがたい方々との出会いがあり、新しい風が吹いてくるのです。そして、素敵な出会いとともに、私のなにかが変わっていきます。
I am so happy to meet you.
新しい風が吹きつつあります。
Hope every friends around you will be happy〜★
ひとつひとつの出会いを大切に、感動を忘れることなく、わたしはわたしのままで歩いていきたいと思います。コーディネーターの腕といっても、まだまだ一生勉強です。
ある方が、こんな素敵な詩をプレゼントしてくださいました。

 いつでも夢を持ちましょう、心に光を持ちましょう。
 信じた道をひたすらに、馬鹿正直に進むのみ。
 いつの日か咲く花の為に、自分らしくあるために。

ん〜納得。

レッスン風景        ハロウィンのテーブル
200712lesson.jpg

☆Epilogue〜★‘☆
見た目は元気そうにしていても、老いを感じることがある。若い人にかなわないなあと思うことがある。そんなとき悔しいけれど、20代、30代がうらやましいと感じる。英文科をでたからって、英語が完璧なわけじゃない。完璧どころか高校の頃よりはひどいことになっている。あ〜あ、と嘆いてみても、悩んでいても、もうやるしかない。与えられた土地を自分の手でコツコツと耕し、今を生きるしかない。生きていると楽しいことばかりじゃない。たいていのことは笑ってスルーできるわたしだけれど、年齢とともによわっちくなっている。だからどうにもならない寂しい時は、どうかいっしょに笑ってください。人はとかくうまく人生を送っている人をみるとうらやましいなんて思ったりする。でもね、うまくいっているようで本当は心で悲しんでいるかもしれないよね。人の風景はよくみえるもの。そんなことが気になった時代もあったけれど、わたしはわたしのままでいいと思うようになってきた。自分で招いたこの人生、最後まで自分とうまく付き合いましょう。背伸びしないで、そのままでいきましょう。こんなことをつらつらと気ままに書き綴れるわたしは、実はとっても幸せなんだろうなあ。
みんなありがとう。
Find Happiness Within〜☆

投稿者 green_heart : 2007年12月17日 09:51

コメント